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再生医療関連企業
プレスリリース
October 31, 2017
ティシュージェネシス社とヒューマンライフコードがアジアでの成人体性幹細胞治療の推進に向け独占契約発表
【ヒューストン2017年11月1日PR Newswire】
*ティシュージェネシス社が特許権を持つ臨床用幹細胞分離抽出機器を、日本と中国を対象地域に研究開発及び販売するライセンスを付与
日本トリム(東証一部:証券コード6788)のグループ企業であるヒューマンライフコード株式会社(Human Life CORD Japan, Inc.、HLC)は、ティシュージェネシス社(Tissue Genesis LLC)が特許権を持つ幹細胞分離抽出機器に関し、日本と中国を対象地域に独占的に研究開発及び研究機関、クリニック、病院へ販売することができる戦略的業務提携契約を発表する。10年間の契約期間にて最新のポイントオブケア・プラットフォーム技術を導入することで、再生修復医療の発展に貢献し、世界的な医療市場の拡大に伴う様々なニーズに応えることが期待される。
ヒューマンライフコードは、自己脂肪組織を利用した効率的かつ全自動の幹細胞分離機器でティシュージェネシス社が特許を保有する高性能Icellator(R)の日本と中国におけるライセンスと販売の独占権を持つ。Icellator(R)はすでに韓国食品医薬品安全庁(KMFDS)によりクラスⅢ医療機器として韓国での販売が認可されており、1,200件超の実用例がある。ウクライナとバハマもIcellator(R)に規制当局からの認可を得ている。米食品医薬品局(FDA)承認のIcellator(R)を使った臨床試験は、骨関節炎、糖尿病性の下肢の痛み、切断個所の痛み、顔面外傷、勃起不全などの適応症に関して実施中である。
ヒューマンライフコードとティシュージェネシス社はこの戦略的提携を通じて、成人由来の幹細胞の持つ潜在的な特性をアジアの患者に最大限活用するために、必要な規制上の認可を取得する。最初に目指す適応症は、関西医科大学で進行中の臨床研究で対象となっている乳房再建である。
ヒューマンライフコードの原田雅充社長は「当社の開発ポートフォリオにIcellator(R)を加えることができたことを嬉しく思います。この装置は患者の生活する上での満足度(QOL)を向上させ、組織修復治療の現場に付加価値を与えることが期待できる。Icellator(R)はすでに複数の国々で認可手続きを通過して発売されており、日本及び中国にて1日でも早く認可を取得できるよう努めたい」と語った。
ティシュージェネシス社のアントン・クラッキー最高経営責任者(CEO)は「ティシュージェネシス社は、卓越的かつ革新的な活動を継続し続けることを理念としている。当社の科学者と技術者は、積極果敢な製品開発計画を打ち出し、次世代への革新的技術の創出に取り組んでいる。この業界の市場全体が拡大しており、われわれはより大きな成功を達成できるであろう」と述べた。
ティシュージェネシス社の投資と経営を統括するBlack Beret Life Sciences (BBLS)のマーク・ペンCEO(博士)は「研究と臨床データの相互利用を促進するすばらしい提携だ。ティシュージェネシス社とヒューマンライフコードのチームは、慢性疾患の治療に対し、患者の健康と豊かな生活を獲得するのに必要な治療成果の質を高めるため、一致団結していくことになる。この業務提携を転機に、われわれはBBLSポートフォリオ内の極めて革新性の高い他の技術を日本市場へ導入することを提案していく」と述べた。
ティシュージェネシス社のIcellator(R)は、一旦作動すると使用者の操作は不要で、簡便かつ効率的に検体処理することができるため、人的ミスを極力排除できる。特許にもなっている完全滅菌の使い捨て分離抽出キットを使用し、少量の脂肪組織から約1時間で数種類の幹細胞を含む均一の間質血管細胞群(SVF)を分離することができる。
ティシュージェネシス社は、形成外科から整形外科にかかわる疾患、心不全、勃起不全など広範な適応症に対して、研究から臨床応用に至るまでIcellator(R)を活用する場を設けていく。ティシュージェネシス社の特許を有するその他の製品には、ヒトの脂肪組織からの効率的に幹細胞を分離するのに欠かせない完全滅菌の使い捨て分離抽出キットとAdipase(R)酵素がある。
December 26, 2019
再生医療事業のセルソース、 取締役に元Google日本法人名誉会長の村上 憲郎氏が就任 ~テクノロジー×医療による新しい価値の創出を目指す~
再生医療関連事業を展開するセルソース株式会社(本社:東京都港区、代表:裙本 理人、以下:セルソース)は、2017年10月付で社外取締役に村上 憲郎氏が就任したことをお知らせいたします。
左:セルソース代表 裙本(つまもと)、右:取締役 村上氏
セルソースは、再生医療の産業化を目的とし、再生医療を提供する医療機関向けに関連法規の対応支援ならびに安全性の啓蒙を図って参りました。また再生医療等安全確保法に則り、厚生労働省より特定細胞加工物製造許可を受け、細胞培養の受託事業を展開しています。
同時に、様々な再生医療関連の研究に参画するほか、研究を進める大学や製薬会社と医療機関を結ぶプラットフォームの構築を進める等、医療業界での新たな取り組みを推進して参りました。※1
セルソースでは引き続き、今後の成長戦略に基づき、社会貢献につながる新しい価値を創出する施策を実行して参ります。その1つとして「テクノロジー×医療」をテーマに取り組みを進めるべく、テクノロジー分野のプロフェッショナルである村上氏を取締役に迎える運びとなりました。
例えば、ブロックチェーン技術の活用による不可逆的な医療情報の記録と共有や、AI技術を用いた医療情報の解析が実現することで、患者に対し正しい医療を迅速に届けることが可能となり、社会的問題である医療費の削減にも寄与できると考えます。同分野に深い知見とネットワークを有する村上氏の取締役就任により、「テクノロジー×医療」による社会貢献の実現と新しい価値の創造に向けて加速して参ります。
December 25, 2019
再生医療等製品向け品質試験キットを新発売
タカラバイオ株式会社は、再生医療等製品などの品質試験に使用するマイコプラズマ検出試薬キットを本年12月6日より発売いたします。
マイコプラズマは微小な細菌で、動物細胞等に感染した場合、細胞の増殖や特性に有害な影響を与えることが知られています。一方でマイコプラズマは、非常に微小であるため、再生医療等製品などの製造工程で使用する不純物除去フィルターでは除去が難しく、マイコプラズマ感染が大きな問題となっています。
このような理由から、細胞を主成分とする再生医療等製品などではマイコプラズマ汚染を否定することが強く求められています。従来、感染検出は培養法が実施されてきましたが、結果判定までに長時間(約1ヶ月)を要する点が課題となっていました。
今般発売するマイコプラズマ検出試薬キットは、リアルタイムPCR法を用いて、日本薬局方などの公定法で規定された7種のマイコプラズマ遺伝子を約1時間で検出します。本製品は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)および国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)再生医療実現拠点ネットワークプログラムの支援の下、国立大学法人東京医科歯科大学再生医療研究センター清水則夫先生との共同研究の成果より製品化しました。
さらに、当社はマイコプラズマ検出だけでなく、再生医療等製品などへのウイルス検出試薬キットも発売しており、本年10月より、これまでよりさらに高感度なウイルス試験受託サービスを開始しました。
当社は、これら再生医療等製品などの品質試験関連製品・サービスを活かし、再生医療等製品などの製造開発支援事業であるCDMO事業をさらに拡大させてまいります。
October 25, 2017
富士フイルム、再生医療ベンチャーに3700万円出資
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